9月相場はウォール街の「9月相場は警戒」というジンクスを警戒してなんとなく慎重論が出ていた。
ところが本家の米国株がジンクスを打ち破って新高値に進み、これまでMMFに待機していた資金を誘いこみ始めた。
第3四半期の増額修正組が目立ち始めた。
東京市場で注目される動きはIPO市場である。特に先週11日(金)に公開されたSHO-BI(7819・JQ)は初値720円に対して昨日の高値は1,156円と+60%も急騰した。量販店やドラッグストアに化粧雑貨、服飾雑貨、キャラクター雑貨を製造・販売するという比較的に不況の影響を受けにくいビジネスモデルである。
公開価格が極めて割安であったので、個人投資家の資金をひきつけた。割安株には資金が向うという市場の合理性が出始めたことは注目したい。
極めて割安というのはわれわれが使う理論株価比である。
引き続き本日はキャンバス(4575・マ)が出る。
人気を先取りして新興市場のバイオ関連株が最近、動いていた。2006~2008年と大きく痛めつけられた新興市場に復活の光が見え始めた。
こんどは再生の動きを大切にしたい。