足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

個人の資金の還流・・・IPO市場が活況

2009-09-16 17:23:54 | 株式

9月相場はウォール街の「9月相場は警戒」というジンクスを警戒してなんとなく慎重論が出ていた。

ところが本家の米国株がジンクスを打ち破って新高値に進み、これまでMMFに待機していた資金を誘いこみ始めた。

3四半期の増額修正組が目立ち始めた。

東京市場で注目される動きはIPO市場である。特に先週11日(金)に公開されたSHO-BI(7819JQ)は初値720円に対して昨日の高値は1,156円と+60%も急騰した。量販店やドラッグストアに化粧雑貨、服飾雑貨、キャラクター雑貨を製造・販売するという比較的に不況の影響を受けにくいビジネスモデルである。

公開価格が極めて割安であったので、個人投資家の資金をひきつけた。割安株には資金が向うという市場の合理性が出始めたことは注目したい。

極めて割安というのはわれわれが使う理論株価比である。

引き続き本日はキャンバス(4575・マ)が出る。

人気を先取りして新興市場のバイオ関連株が最近、動いていた。2006~2008年と大きく痛めつけられた新興市場に復活の光が見え始めた。

こんどは再生の動きを大切にしたい。

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常識を覆す中国企業

2009-09-16 08:56:53 | 株式

今週の米バロンズ誌に中国株のBYD1211HK)のことが載った。それが材料になったのか本日は株価が急騰し一時はHK$66.8まであった。過去1年の安値から7.4倍に上がった。

ウォ?レン・バフェットは昨年初め、5年間所有したペトロチャイナを売却した。株価は8倍になり48800万ドルの資金が40億ドルになった。石油が下落する前で実に絶妙のタイミングであった。

そして1年前、バフェットはBYDの株をHK$8で投資した。時期はリーマンブラザーズ破綻の1週間前である。米バロンズ誌によると先週末で13億ドルのペーパー・プロフィットになったという。

最近、バフェットは現在の持ち株を25%(現在は10%弱)にまで引き上げたいと申し入れているという。

BYDはバッテリー・メーカーから自動車会社に多角化している。ことしの販売台数は415,000台、2010年には650,000台(+56%)の計画。

最近、注目されている材料はバフェットの投資だけでなく、電気自動車への進出である。

今年の利益は+102%、来年+78%というのが予想である。日本の第2次大戦後にホンダ、ソニーが誕生した時のようなイメージが重なる。

電気自動車への進出で資金が必要になり、近く、上海取引所へA株として上場する。資金調達のためである。こんな記事をバロンズ誌が伝えた。現在、時価総額は5700億円である。夢のような話である。BYDの社名はBuild Your Dream 

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