足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場の人気をみる

2009-07-18 08:47:51 | 株式

週末の市場ではマザーズ市場の上昇が目立った。

IPO(新規公開)のクックパッド(2193・マ)の人気である。久しぶりのネット株の公開で買い物が殺到し9,500円のIPO価格に対して11,600円買い気配で終わった。

料理のレシピをネット上で公開するコンテンツ提供会社であるが、女性の間では人気のあるサイトである。

株価の11,600円は100株取引では116万円の資金が必要で、1単位の取引ではグリーを追い抜きインターネット株ではトップになった。

どう評価するか?

インターネット株の評価に利用されるPSR(株価÷1株当り売上)は1380円ですでに13.8倍である。グリー(36328.9倍、ミクシィ(21218倍と人気株を引き離した。また最近の市場で人気のあるネット株であるサイバーエージェント(47510.5倍、スタートトゥデイ(30923.4倍からみても随分と高い水準である。

ウォール街でのグーグル(GOOG)6.1倍。

クックパッドは新顔で、しこり玉もなく株価の動きは軽いが、投資判断には先輩株のPSRを基準に考えたい。合理的な株価をすでに飛び越えた。

ただ人気が離散しかけていた新興市場に活気を与えた功績は評価していい。