足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新春への期待感強まる

2015-12-30 07:12:58 | 投資戦略
本日は大納会。
NY株は東京市場の最終を祝うお膳立てをこしらえた。
ハイテクのアマゾン・コム(AMZN),アルファベッド(GOOGL)がリードしてハイテク株の人気を盛り上げた。
アマゾン・コムは年末商戦での最大の勝者になり、かつての米国の小売のシンボルであったウォールマートの人気を一身に集めた。今月の年末商戦ではプライム会員数は2倍のペースで増加し、米国の小売業界の覇者に名実ともにのしあがった。それをバックアップしたのはクラウドとモバイル時代の到来で、早くから資金を投入してデータセンターの構築を進めクラウドでは業界のトップクラスの環境を構築した。

アルファベットはグーグルが組織替えを断行し、創業以来、成長を支えてきた広告を中心にしたメディアの中核部門をグーグルとして残し、これから成長の源泉になる自動運転、宇宙、医療などの新規事業分野を総合した持ち株会社アルファベット(元のグーグルも包含される)をつくった。上場株として残ったのはこの企業である。最近はフォードと提携を発表するなど、未来の成長に向けての新戦略を次々に打ち出し、アップル(AAPL)と並んで米国のシンボルになった。2016年にはアマゾンとグーグルがダウ採用銘柄いりするという期待感もある。時代の潮流の変化のスピード化を感じる。
2016年のウォール街での有望分野にはヘイテク、金融、ヘルスケアを上げる向きが日増しに増えてきた。

東京市場は本日が最終取引で半日の立会い。
「トリトンスクエア通信」で公開前に紹介してきたアークン(3927)が新興市場の台風の目になってきた。年末のウォール街でも2016年の世界の4つの地政学リスクとして中国、ロシア、中東、サイバーセキュリティが言われる。
この株は新春銘柄として注力を続けたい。新年号「トリトンスクエア通信」では再論の予定だ。

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