昨日は日経平均が+1.37%と大幅高になったが、それに追随して上海+1.38%、インドネシア+2.07%、フィリピン+1.08%、タイ+1.11%とアジア株が軒並み上昇した。
ウォール街の人気がアジア株にも波及した。
ウォール街でもアジア株の見直し人気の再燃が目立つ。
けん引役は中国であるが、最近の特色はインドネシア、タイ、フィリピンなど、これまであまり話題にならなかった国に関心が向いてきた。スリランカなども投資対象としてメディアの相場欄には登場している。
インドネシアは人口の面では中国、インド、米国に次いでの大国である。これまであまり注目されることはなかったが、株価のパフォーマンスをみて欧米の資金が流入をはじめた。タイはアジアでも早くから質の高い労働力に注目して日本の自動車メーカーなどが生産基地にしてきたが、中国の人件費の高騰で再認識が始まった。
フィリピンの強みは英語圏であることだ。米国とのつながりは深い。
われわれもこれまでの中国、インドへの投資から、アジア全体を対象にしたエマージング投資に力点を置きたい。
ベストはアジア諸国全体を包含したヘッジファンドであるが、日本から投資するには専門的な知識が必要である。
差し当たりはアジア地域を対象にした投資信託に注目することである。