足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

急に冷え込んだIPO市場・・・どう利用するか?

2005-06-09 20:11:57 | 株式
新興市場のIPO(新規公開)人気が急に冷えてきた。
特に本日公開されたリンク・セオリー・ホールディングス(3373・マ)と和井田製作所(6158・JQ)は初日にすんなり寄り付き、その後は売られた。初値はいずれも、これまでのIPO銘柄では考えられないような低い水準であった。
リンク・セオリーはIPO価格・76万円に対して84.8万円、和井田製作所は同900円に対して1,400円と、5月末のIPO人気の時には考えられないような値段をつけた。それに寄り付き後も不人気であった。
私の理論価格よりもかなり低い水準である。市場のセンチメントは崖から転げるように冷え込んでしまった。昨年11月のIPO市場を想起させる。
こんなときはどうするか?
まず無差別な投資は厳に控えたい。短期に利益を上げることは平均的に難しい。
今月は今年最多の21銘柄が公開中。まさに「玉石混交」である。いままでのとろ、これからも当面、確実に成長路線をたどるとみられるのは1~2銘柄しかない。しかしこれから残る13銘柄に「玉」がある。ユニークなビジネスモデルの銘柄がある。
IPO市場のセンチメントが冷えてきたときは、われわれにとってはチャンスである。昨年11~12月には短期でパフォーマンスのすごい銘柄がでた。
それを想起してもらいたい。少ないが、チャンスは大きい。