足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

人気のガンドラックが先行きを読む

2019-06-16 18:22:25 | 投資戦略
かつてのウォール街では債券投資で大成功したビル・グロスに代わって、最近、躍り出たのがジェフェリー・ガンドラック(ダブルラインの経営者)だ。
最近、NYで開催された有名なソーン・カンファレンスでは最近の金相場の動きに注目し「ことしのドル相場は下落方向に向かうだろう」と語った。これまでの歴史ではドル安は金相場や他の通貨の上昇に繋がってきた。
彼は「私は金相場の上省に賭けた」と語った。先週のドル相場は11週間ぶりの安値を記録した。
ガンドラックは「2019年を裏返したような相場展開になるだろう。金、ビットコイン、株式、債券投資が有利な資産市場が展開する」と強調した。これまでもしばしばドル、金相場の転機を的確に読んできた実績がある。
トランプ大統領が好むシナリオである。特に同大頭領の政策運営を好感して、本年のS&P500は上昇基調に入った。

ガンドラックは向こう6ヵ月にリセッションに入る確率は40%~45%、向こう1年では65%とみる。消費者の信頼感指数が大きく低下してきた。
特に大手機関投資家が弱気に傾くのが増加してきたことは、相場の先行きに警戒信号が出てきた現われである。

コメントを投稿