ロシアのウクライナ侵攻問題が地政学リスクを巻き起こしている。かつてのソ連連邦の最大の国家だけに火がつけば大きな問題に波及する。
以前も今回のような緊張状況になったことがあるが、大きな紛争にならずに収まった。今回はブーチン大統領が強権的な態度をとりだした。
アメリカは米兵8500人を待機させ紛争に拡大するための対策を構築している。
ここで紛争に火がつけば大きな被害を受けるのはウクライナ国民である。先にも記述したように大きな打撃を受けるのは貧困から脱出できないウクライナ国民である。前回の紛争時には、現地の状況をこの目でみるためにモスクア経由でウクライナに飛んだ。印象に残るのは街頭で金銭をせがむ老婦人たちであった。ついポケットから金銭をだしかけたが、同行の現地人の案内に止められた。
幼い子供の手をひいて金銭をせがむ姿は、終戦後の日本の状況を思い出した。国内は緊張した空気であったが、現地の状況をみて自分のできることはなにもないと判断、2日間で予定を早めて立ち去った。
西欧諸国が、今回も紛争の拡大に歯止めをかけるのに力をいれる。開店している百貨店を覗いても陳列棚には食品は皆無であった。そのときの風景が蘇る。文明の進んだヨーロッパにも、まだまだ問題が潜んでいる。侵攻問題が拡散しないように祈りたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます