足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米の株価の差は本物か?

2005-03-27 18:44:56 | 株式
トリトンスクエアの川淵の桜並木のつぼみが膨らみ、一部は開花した。4月いっぱいは楽しめるように、時間差をおいて開花する。いちど観桜に来られたら。桜だけではない。春は様々な草木の花が開く。
株式相場もそうあって欲しいが・・・
年初来の日米の株価を比較してみると、
S&P500=-3.3%、ダウ平均=-3.2%、ナスダック=-8.5%、長期金利(10年国債)=4.23%→4.6%
日経平均=+2.3%、第2部=+22.0%、日経ジャスダゥク=+13.3%、長期金利(同上)=1.431%→1.365%
ここに並べた数字をみると、相場の流れに日米の間に違いが出てきているのがわかる。
日本の株価が好調、特に第2部、新興市場の上昇が目立つ。
いま一つは金利だ。米国ははっきりと上昇してきた。昨年6月の利上げの開始以来、長期金利がなかなか反転しなかった。
グリーンスパン議長をいらいらさせたが、ようやく政策の意図を市場が汲み取り始めた。日本はデフレ脱却が数字に現れず、それまでは金融政策を変えないという日銀のメセージを汲み取っている。日米の株価のパフォーマンスの差は、ようやく株価形成に合理性が反映されようとしているのか?
今週は金曜日に米国では雇用統計の発表がある。予想は22万5000人増だ(2月=26万2000人)。予想を上回ることを市場は警戒し始めた。久しぶりのことである。インフレ警戒に軸足をはっきり踏み入れた。パラダイムの転換である。
トリトンスクエア通信の3月16日号でオプト(2389・JQ)を取り上げた。金曜日は久しぶりのストップ高。これかでも遅くない。
3ヵ年の中期経営計画(2005~2007年)では売り上げ2倍、営業利益3.9倍と発表した。昨年2月公開以来の予想と実績発表の数値を見ていると、経営陣の見通しに対する信頼は高い。第2のミニ・ヤフーになるかもしれない。ことし1年間、持つつもりで投資をする。