足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

古老のクーパーマンが警戒信号を発信

2019-06-21 18:08:25 | 投資戦略
史上、世界が生んだ最高の投資家はウォーレン・バフェットだが、同じように偉大な成果を残した投資家と目されるのはジョン・マーク・テンプルトンである。バフェットより早く生まれ、2008年に先立ったが、ウォール街が生んだ世紀の投資家であった。知名度ではバフェットを下回るが、英文学を学ぶものには身近な存在として人気がある。

彼は早くからテンプルトン・グロース・ファンドを組成したほか、バフェットとは異なり英米の株式だけでなく世界をまたぐ広範囲な国の株式にいち早く注目し、世界をまたぐ国の株式を組みこんだ国際投信を創始した。

彼が生み出した有名な言葉は「強気相場は悲観の中で芽生え、多くの懐疑の中で成長し、楽観の中で成熟、陶酔感のなかで消え去る」である。
人気ヘッジファンドのレオン・クーパーマンはこの名言を再び引き出し、「現在の上昇相場が続けば、強気相場からの出口のドアをノックしはじめた。」と語る。
昨今は金融政策が緩和の入り口に立ち、強気相場を支えているが、クーパーマンは目先に慎重論を提唱しはじめる。
少数意見であるが注目はしたい


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