14日に公開されたミキシィ(2121・マ)だが、新聞、TVまでが日夜とも連日取り上げ社会的にも大きな話題になった。今年の初めから株式市場でも「Web2.0」ということが話題になりブロッグに引き続いてSNS(ソーシャル・ネット・ワークシステム)が身近な存在になってきた。しかしメディアのとらえ方はワイドショー的な切り込み方で、それがこれからどのような革命をインターネットの世界にもたらすのかという視点がいまだに明確ではない。そのためにミキシィの株価評価については全く参考になるものが皆無であった。
本日、2日目に株価は寄り付いたが、早朝は昨日とは一転して売り物で始まり、最近のIPO(新規公開)の悪弊がでたと判断した投資家が売り急いだ。
正真正銘のSNSが日本でアメリカに先駆けて公開株がでた。世界でのSNSのトップ米マイスペース(MySpace)は未公開である。昨年、ルバート・マードックが5億8000万ドルを出して傘下におさめ、会員は500万人が一年後には1億人を超えた。
最近、グーグルが自らこの分野に進出するのをあきらめく9億ドルを出してマイスペースと提携し、その会員のネットワークを利用しはじめた。。ネットのあらゆる分野では自前の力で先行者を追いかけ、追い抜く戦略で成功してきたのにSNSだけは、なぜこれまでのやり方を放棄した。
「なぜ?」
ニュース・コーポレーションのルバート・マードックとグーグルの動きをみればミキシィの成長の可能性が理解できるし、わたくしはウォール街の動きからミキシィの株価を評価した。
ヤフー、楽天の時代の終焉をもたらす可能性のある新興企業であると思うのだが・・・