足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

今週の米FOMCに注目

2011-04-26 08:26:44 | 株式

NY株は小動きであった。

主要な決算発表の合間であるのと、水曜日の米連銀FOMC後のバーナンキ議長との初の記者会見に関心が集中してきた。これまでの慣例を破る行動である。

昨日、任天堂(7974)が決算発表を行ったが大幅な減収、減益であった。Wii,DSが落ち込んだほか、新製品の3DSの販売が360万台と予定の400万台には届かなかった。

しかし会社が6月の米E3Wiiの後続機を発表すると公表したことに注目が集まっている。今月に入ってから海外では新製品の発表が近いことがウワサにはなっていた。

ProjectCafe」というコード名ですでに社内では開発が進んでいるとみる向きが多かった。おそらく外部のゲーム開発業者に内容の伝達を始めたからだろう。

具体的な仕様は全く言及されなかったが、現在はソニー、マイクロソフトのライバルよりもアップルや携帯電話でのソーシャル・ゲームが最大のライバルになってきた。競争相手の成長の可能性は読み切れない。

これまで任天堂の岩田社長は「SNSのゲームは本来の家庭用ゲームとは異次元の世界」としてきたが、顧客の利用時間には有限でここへきて時間のパイの取り合いになってきたきたを認めた感じだ。

本日は任天堂の決算説明会が午前中に開催される。

市場の関心はどのような説明がなされるかに集まっている。