足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソフトバンクが次の新ステージへ

2019-02-07 13:27:12 | 投資戦略
日経平均が下落するなかでソフトバンク・グループ(9984)が急騰した。売買代金も急増し、最近、上位ランクに居座っていた任天堂(7974)の売買代金の4倍に膨れ上がった。
材料は1億1200万株の自社株買いで発行株式数の10.3%に該当する。投資金額は6兆円。
背景には業績の好調があり、第3四半期までの税引き利益が前期比で50%増になったことがある。これまでの最大の自社株買いだが、孫社長は「株価が割安になった」ことを理由に上げている。
孫社長は筆頭株主で発行株式の21%を所有している。
発表した2018年4~12月の第3四半期の決算では営業利益が+61.8%になった。国内の通信事業は安定的に利益を出す大黒柱だが、先にサウジアラビアの政府資金が中心になって設立した「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は当初10兆円で発足したが、これまでの運用成果を見て同政府が追加で450億ドルを出資する方針。現在、計画中の投資先の内訳をみて、サウジの関心が高まっている。
今回の決算説明会は孫社長の説明が1時間半と通常の1時間を大幅に超えた。会社の先行きの成長の勢いに自信をもつた表れである。
ソフトバンクが新しい成長ステージに再び上がった感じを強く受ける。


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