インド市場に外人買いが殺到し始めたようだ。
ことしは、外人の買い越しがすでに136億ドル(1兆6000億円)になった。昨年は1年間で89億ドル(1兆円)のペースであったので、昨年の年間分を大きく上回った。
代表的な株価指数であるムンバイ・センシティブ指数は年初来+36%になった。1万7000ポイントを上回って日経平均の数字を凌駕したが、1万8000台乗せも時間の問題になってきた。
中国の上海A株の上昇率には、はるか及ばないが、ヘッジファンドをはじめ、米国の欧米の機関投資家は投資価値が中国株に比べて割安であるという確信をもつ。
中国株のPER60倍に比べて、インド株はPER20倍、2008年の予想利益ベースでは18倍である。利益成長はシティ・グループによると今来年+17%。
欧米の投資家は「中国株に比べて3分の1の水準だ。成長率からみてこれからキャッチアップする」とみる。
人口は11億人とも12億人ともいわれている。2015年までに携帯電話の普及率は50%になるといわれるので、その関連株を物色する向きも多い。
かっては日本でインド株ブームが起こったが、最近は静かになった。「日本が買えば天井」と、外人に皮肉られたが、その外人が買い始めた。
われわれはアジアを中心に運用してるヘッジファンドや会社型投信を通してインド株に投資してきたが、最近の成果はいち早く史上最高値である。
中国株と並んで注目したい。
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