足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街ではバイオ関連が堅調

2016-08-02 06:46:19 | 投資戦略
医薬品の決算発表が始まったが武田薬品(4502)、大日本住友(4506)塩野義製薬(4507)、武田薬品(4502)、大日本製薬4506)塩野義製薬(4507)が好調な決算を発表した。
また注目株の亀田製菓(2220)の決算は営業利益が+99.4%増加した。前期の値上げ分が大きく寄与した。値上げは成功で売上も+4.4%になった。同じく寿スピリッツ(2222)も既存部門の躍進が続くほか、買収した洋菓子フランセも加わり成長を続ける。株価は調整を終わり上昇に転じるだろう。昨日は25日移動平均との乖離率はマイナスで絶好の買い場を提供している。


ウォール街でもバイオ関連の株価が好調で、昨日もバイオ指数2.13%上昇と全体に大きくアウトパフォームした。
ことし初めのように、先行き相場全体の動きに先行しはじめた。東京市場でも相場の立ち直りの先導役になりそうである。

米連銀FOMCの2人のメンバーが夏期を利用して海外へ出掛けている。
昨日はダラス連銀のロブ・カプラン総裁が中国で「利上げが9月の会合では議論のテーマになる」と語った。
またNY連銀のウィリアム・ダドリー総裁は「利上げは大統領選(11月8日)前でも検討される可能性がある」とインドネシア発言した。彼は投票権(12人)をもつメンバーのひとりである。ハト派とみられている。7月のISM製造業指数が52.6(前月53.2)に下落し第2四半期のGDPが1%に落ちたことが気になる点と両人とも指摘した。金利先物指数では9月の利上げの可能性が18%、12月の会合での利上げが3分の1である。
さらに来年9月までは利上げはないとういうのが50%。一時は9月の利上げ説が濃厚であったが、現在の相場の環境では年内の利上げは見送り説も強い。
今月26日に米カンサス・シティに世界連銀総裁が集まり会合があるが、会議でのイエレン連銀議長の冒頭の講演内容が一つのカギになる。

ゴールドマン・サックスは向う3ヵ月間の投戦略をまとめた。資金配分は株式を減らしアンダーウェイト、現金はオーバーウェイト、社債は中立。向こう1年の株式相場には中立、国債はオーバーウエィトにした。同社は株式の投資環境には確信がもてず、先行きに慎重姿勢を崩さない。
NY株の足元には積極的な強気論は少ない。



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