足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

下値不安のない相場展開

2019-08-14 15:40:32 | 投資戦略
NY株は週初めの-389ドル安を跳ね返し火曜日には+372ドル反発、大幅な下落分を埋めた。ゴールドマン・サックスは米国の関税引き上げの発表が当初のままだと景気に決定的な打撃を与えると相場に慎重な相場観を発表した。
政策当局は株価の応をみて引き上げを12月以降に引き延ばした。現政権は発足いらい、株価の動向と景気への影響を重視、大幅な下落が景気へ大きな影響を与えることを避けてきた。トランプ大統領が2年前に就任してから株価にマイナスを与えるような政策には大きな神経を払ってきた。
株価のトレンドが下落方向にはいると当局は相場を押し上げる政策を打ち出すのが通例になっていた。歴代の大統領にはみられない強引で巧みな相場テコ入れ政策の出動である。
今回もゴールドマン・サックスが相場の先行きに慎重な見通しが出したが、金融政策にあからさまな介入の行動をとった。
いままでは政策への介入のタイミングがきわめて巧妙でトランプ大統領の思惑が、今回も相場への介入がみごとに効果を発揮してきた。

現在の相場を人気面で左右するのは①企業の業績動向②金融政策③相場のリスク/リワードーなどの3本柱で大統領の就任以来、いずれも追い風が吹き相場の人気を支えてきた。政策当局のトップ人事をひんぱんにおこない、市場ではいまや「またか・・・」という常套句が足り前になってきた。
投資家にとっては銘柄選択さえ間違いなければ合理性の高い相場展開が続くだろう。トランプ人気を支える相場は今後も続いていくだろう今後も余ほどのことがないかぎり、今週の前半相場のような相場のパターンが続くとみる。

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