足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

相場はリーマンショックに酷似

2019-08-29 17:06:28 | 投資戦略
アジア市場が軟調。つれて東京市場も小幅安で終わった。
米国と中国との貿易問題に大きな関心が集まったが、同国代表がワシントンに飛び新しい視点での交渉再開を市場は期待する。
米国側のムニューチン財務相は9月の再度の会合が予定通り開催されるかの言及は現在は避けている。これまで次の会合の再開が問題の突破口と期待されてきたが、予定通りのスケジュールについてはいまだ確認されていない。当面はドル相場への介入の意向のないことを米側が明言した。

アジア株は日本株をはじめ香港、ハンセン、上海、韓国が下落した。
野村證券のアナリストが週初めに、相場の行方について2008年のリーマンショック時の暴落したときと酷似しているというレポートを書いた。
「当時と現在の相場のセンチメントが似てきた」。
注目点のひとつにイールドカーブが今月は逆転した(長期が短期を上回る)」と相場のトレンドが上昇から下落に反転したことを取り上げた。米CNBCは「ウォール街ではもっとも悲観的な見方」と評したことに市場の関心が集まった。
このような見方に市場が左右されるのは相場の地合いの弱さを物語る。