足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

世界経済の目先の焦点はヨーロッパ

2019-08-22 18:19:04 | 投資戦略
米国と中国との貿易戦争が再び頭を現した。
2018年の実績をみると中国からの輸入が5579億ドル、一方で輸出が1792億ドルと大きなアンバランスになった。
これまでから貿易では大幅な赤字が続いてきた。この大きなアンバランスが続き、時にふれ両国間で問題解決の話合いが続いてきたが、なかなか解決の方向の糸口が見えなかった。このまま放置すれば米国との貿易のアンバランスが米国経済に大きな影響を与える段階にはいってきた。先行きの米中間の経済問題になってきた。両国間でよほど思い切った政策を出さないかぎり簡単に解決の糸口を見出せなかった。
トランプ大統領は難問の解決には思い切った対策を重ねてきたが、貿易問題だけは強引な対策をとれば米国の消費者や関連企業にも大きな打撃を与えるというマイナス面もあり、米国景気の動向を左右する問題になる。
この日は貿易問題の強引な解決策が、株式市場にも大きな影響をもたらすことを実証した。
現在でば赤字がヨーロッパ景気の動向を左右する現状になってきた。