足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

21世紀型の新投資商品

2019-06-23 18:23:44 | 投資戦略
仮想通貨(ビットコイン)の上昇の勢いが止まらない。
6月8日に83万2341円をつけたあと、反騰に転じて本日は116万円まで上がった。
これまで100万円台の乗せが大きな上値抵抗線とみられていたが、100万円を難なく超えたあとも投機家の間では人気が生きている。次の上値の抵抗線は1万2000ドルとみる向きが多い。
これまで先物市場ではしばしば上昇スピードの速いことが指摘されてきたが、株式相場や商品相場と異なり歴史がほとんどない新しい商品だけに、経験則が先行きの相場をみるのに全く役に立たない。
ただ株式相場や他の商品相場のように売買が始まって以来の歴史は浅く、「経験則からして・・・」というような相場観測は全く役に立たない。
登場して売買高が増加しはじめた3~4年前には、ウォレン・バフェットやビル・ミラーなど著名投資家も、合理的な通貨のひとつとして注目したことがある。
しかし相場の上昇が異常なことや、投資価値をだれもが納得するような理屈で説明が困難なため、これら大半の著名な投資家もその評価から下りた。
一時期には中国政府もその投機性の強いことを問題にして規制を発したこともある。規制が発動されると相場は大天井を打ったかのように、人気が冷え切ったこともあった。
しかし時間が経つにしたがって人気の回復がみられた。
21世紀が生んだ投資物権であることには間違いない。
今回の上昇相場で一躍して資産家になった著名投資家も、このところ相場のスピードの高いことを問題にして警戒信号を発しているが、相場には影響を与えない。
21世紀が生み出した新型の投資物件であることは相場の実績が証明している。