足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

買い姿勢の運用者ふえる

2019-06-03 19:13:37 | 投資戦略
先般来のトランプ大統領の関税引き上げ問題が尾を引き東京市場をはじめ世界の株式市場は軟調。
この日はソフトバンクの運用する機関投資家向け日本株ビジョンファンド募集が話題になった。第一号では1000億ドルの資金をカナダ、サウジの公的資金を中心に難なく集めたが、第2号のビジョンファンドでは前回と異なり一本調子ではいかないようだ。
投資家サイドでは運用の権限をソフトバンクの孫社長が把握し、運用内容が不透明なことを問題にする向きが多いようだ。
第1号ではカナダ、サウジアラビアの公的資金が投資をしたが、第1号の場合と異なり大口探しに難航している模様。それぞれの国が自前の運用力を高めるためファンドマネジャーの育成にも力をいれている。

NYダウは半世紀ぶりに新高値を更新する可能性を、今後の目標にする機関投資家も散見されるようになってきた。
最近の大きな懸念材料は中国の関税引き上げがきっかけになったが、今週のCNBCの投資関連番組「Trading Nation 」に出演したジェフリー・ソートは「相場は調整期間に次の中期的な上昇相場のエネルギーを十分に溜め込んだ」と、目先の押し目は積極的に投資するチャンスを提供していると前向きの見通しを繰り返す。
世界的に株式投資の環境は好転した。