足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソフトバンクがビジネス分野を拡大

2018-10-10 11:12:34 | 投資戦略
ソフトバンク(7974)の事業拡大欲が止まらない。
一時は孫社長が外国人から経営者をスカウト、経営の指揮を委ねたが、孫社長は経営の指揮と統治の全権を手放したことが失敗であったことをすぐに気付き、以前と同じポストに戻った。
その行動に世間がどのように評価するかは全く気にせず、ここ2~3年の会社の成長の勢いは以前よりも活発になった。株主にはプラスであった。

本日も海外のニュースウエブの「MarketWatch」が、ソフトバンクが200億ドル(2240億円)を投じて、米国でWeWork Cosを傘下に収めるニュースが流れた。
孫社長の飽くなき拡大意欲の現われである。オフイスのスペースを分割して貸し付ける大家の不動産業である。
國際的な営業基盤を次から次へと手中に収めていくが、このような企業は世界でも多くの例はない。
孫社長には幅の広い視野で経営をみる日本人の経営者には見られない力がある。
今回の投資金額は150億ドル~200億ドルとみられているが、その資金はソフトバンクが先に組成した920億ドルのビジョン・ファンドが出資する。米国での不動産業への進出である。トランプ大統領がグループの資産を拡大した同じビジネスの道に入った感じを受ける。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォール街で強気人気が継続

2018-10-10 07:33:25 | 投資戦略
世界中の投資家が大きな関心をもった昨日のNY株(10月9日)だが、相場の下落も無く無事にハードルを通過した感じがする。
歴史を振り返ると2002年10月9日はインターネット・バブルの大底を記録したし、米調査会社Ned Davis によると1900年以降のウォール街では10月相場が転機になったことが多い。
最近では2007~2009年の下落相場の発端になったが、当時は10月9日がスタート台であった。
歴史の古いウォール街ではテクニカル・アナリストの手元には相場の過去のデータが豊富に保存されており、それにもとづいて相場独特の変動パターンを調べるテクニカル分析家が多い。
最近では2007年10月9日をピークとする2007年~2009年の下落相場があった。下落率は-56.8%と大幅な調整をしたが、結末は21世初めのインターネット相場につながった。
今回はトランプ相場が始まって以来、大きな波乱局面もなく、相場は上昇トレンドからは外れていない。
ウォール街でも10月相場の動きをみて先行きに安心感もでてきた。機関投資家は早くから警戒感を持ち手元資金にはゆとりがある。
東京市場でも9月中間決算の発表がはじまった。相場の大勢観,中勢観よりも、個別銘柄を物色する動きが強まるだろう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする