足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バイロン・ウィンの夏季勉強会・・・東京市場の不振に関心

2017-09-02 12:07:45 | 投資戦略
NY株をはじめ欧州、新興諸国株が堅調。
ナスダック市場では引き続きFAANG銘柄(フェイス・ブック、アップル、アマゾン、ネットフレックス、グーグル)が牽引役だ。2000年初頭にかけてのIT関連株人気のときよりも、機関投資家にとっても投資に理由がつく銘柄群である。同じバブル相場でも、このうちのどれかに投資しているというのがウォール街での練達の運用者の考えだ。

ソロスの無二の親友バイオロン・ウインがマハタンに近い、保養地のロングアイランドの別荘で目下、相場の最前線の著名な投資家、企業家、エコノミストを招待し恒例の夏季投資戦略会を開いた。先週と今週に分けて2回、メンバーを入れ替えて討論する。世界での最高の頭脳と、いままで自分の力で稼いで来た人たちが参加する。
2009年以来の長期の上昇相場で、株価は割安といえないが、企業業績の急回復で、結果的には現在の株価の水準が説明できるようになるということだ。
参加者のうち60%が年内の株価は強いとみる。これまで慎重論が多かったが、今回は大きな問題も指摘されなかった。
気になるのは日本株で好調な景気の回復に比べ相場が不振であることに懸念を表明する向きがあったことだ。日本株を注目する参加者はなかった。

話は変わるが、先のトリトンスクエア通信では中国株アリババ(BABA)の推奨をしたが、有名なヘッジファンドの.E.ショーがアマゾンから、アリババに乗り換えた報告が市場に伝わった。
ぜひ注目したい銘柄である。

ビトコインの暴走が止まらない。この日も上昇し55万5100円を付けた。前日比で5%上昇、相場の画面をみていると「、あれよあれよ」という感じで動く。世界の市場は1750億ドルになった。ついこの前に1000億ドル超と聞いて驚いたが、いまや金市場の10分の1になった。
ヘッジファンドも動き出したようである。

先週、決算を発表した美容・健康機器のヤーマン(6630)が発表後も買われている。われわれの特選注目株である。