足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は9日間の連騰でひと呼吸

2017-09-22 08:41:52 | 投資戦略
NY株は3指数ともマイナスで終わった。
ダウ平均は-0.24%、S&P500は-0.30%、ナスダックは-0.52%。
9日間の連騰は本年では3回目。8月には10日間の連騰があったが、それを抜くことが出来なかった。
歴史上でのNY株の最長記録は1987年の13日間である。1980年代のグリーンスパン連銀議長時代で、NY株の1980年代の大相場のときである。その後は大きな調整局面にはいった。
今回の特色は「静かなるブルマーケット」で強烈な個性のトランプ大統領の性格とは大きな違いがあるが、現政権について批判の多いなかでの、相場の上昇というのは注目を要する特色である。

さて今後はどのような展開になるのか?
過去の経験則では9日間の上昇後は、それに続く1年間は強気相場が続いた。確率は82.6%である。
本年はすでにダウ平均は+13.1%と好調な相場が続いた。特色は1日平均の上昇率は+0.3%で静かなる強気相場である。イエレン連銀議長は、かつてのグリーンスパン議長のように、相場にはコメントはしない。
世界をみると、好調なのはヨーロッパだ。昨日もスイスのプライベイト・バンクの運用者と交信したが、「ヨーロッパの足元の景気は好調で、過熱感は感じられない」と語る。
一方、ソロスと組んでヘッジファンド時代をつくった運用者ジム・ロジャーズは相場に警戒的だ。「投資するとすれば農業関連、ロシア、中国だ」。
われわれはジム・ロジャーズの指摘するヨーロッパ関連には注目してきた。

このようなデータをみても日本の投資家にはピンとこない。日経平均は年初来+6.45%とNY株の半分の上昇水準でしかない。
といって日本株を割安とみる外国の投資家は少ない。

ヤーマン(6630)に注目。今週のトリトンスクエア通信でも詳報。
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