足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ブラック・フライディ・・・オンライン取引に傾斜

2015-11-27 06:11:42 | 投資戦略
木曜日の勤労感謝祭の休日に続いて、本日は午後1時に株式取引が終わった。投資家は4連休をとりクリスマスに備える。
金曜日には1年間、この日に備えて預金したおカネで日頃、温めていた買い物をする習慣が強い。小売り業者が「大安売り」の看板をかかげて顧客を誘い込み、50%以上の安売りをする。いわゆるブラック・フライディ(すべての小売り業者が黒字になる)。
年々、外出しての買い物の習慣は低下傾向で、自宅でPCやスマートフォンでバーゲンセールの画面とにらめっこし、オンライン取引に集中するようになってきた。車の数も昨年比で低下したというデータが出ており、渋滞も少なくなってきた。
アマゾン・コム(AMZN)のオンライン取引が一段の活況で販売高は新記録が見込まれている。
むしろ投資家の関心事は12月初めの米雇用統計(11月)の数字に集中する。引き続き雇用の改善が続けば12月中旬の連銀FOMCで金融政策の転換が行われる。可能性は日増しに強まっている。
差し当たりは0.25%利上げから始まるが、問題はその後の利上げのテンポである。

ゴールドマン・サックスは世間で考えているよりも早いスピードで正常な金利目標に向かっての利上げを見込む。景気回復がコンセンサスよりも好調とみているからだ。
問題は株価の方向性だが、同社では2016年の株価は年間でほぼ横ばいで、1年後のS&P500は現在とは大きな変化はないとみる(昨日は2090ポイント)。
このシナリオは投資家にとっては悪いものではなく、景気の基調が上昇トレンドなので、大きく飛び出る業種も考えられる。輸出よりも内需関連をあげている。
われわれが有望視するヘルスケアは人気の柱の一つになるだろう。
コメント
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