足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

セイコーエプソン(6724)に注目

2014-06-19 06:24:24 | 株式

 NY株はS&P5004連騰で史上最高値を更新した。2日間の米連銀FOMCが終わったが、資産買い上げを月100億ドル(1兆200億円)削減して350億ドル(35700億円)にした。イェーレン議長は既存の資金供給の削減策を踏襲している。株価は静かな新値更新である。

 東京市場の相場の内容には大きな変更はない。売買代金ビッグ10のうち投機的な銘柄のCYBERDYNE(7779)、ミクシィ(2121)、日本マイクロニクス(6871)、川田テク(3443)、アイフル(8515)が全体の半分を占める。依然として個人を中心とした足の速い資金が市場をリードする。

 CYBERDYNEが象徴するようにロボット関連株の人気が強い。今回の新興株人気のプラス面といえばロボット関連株の人気がひとつの柱になったことだ。この人気がロボット関連を今後の市場の大きな柱にした。他の銘柄への波及は大きくはないが、昨日はセイコーエプソン(6724)が人気を集め新高値。主力のプリンターがキャノンの好調で業績が様変わりになったが、それに加えてロボット関連での存在感に注目をはじめた。

 

ウォール街ではグーグル、フェスブックなどのロボットへの進出に注目している。

 グーグルは自動車の無人運転に注目し自動運転のテストを進行中である。ほかに無人飛行機、クワッドローター(4つの回転翼を備えた運搬機)などが向こう数10年間には日常生活のあらゆる局面に侵入する。

 

ロボット技術を支えるのは部品市場である。センサーが主軸のひとつで日本の家芸である。ウェアラブル、ロボット、ドローン(無人運転)が目先の技術革新の主軸だがウォール街では関連部品という視点から有望株探しがはじまた。「はじめは10個から始まり20100個と増えていく。インテルのこれまでのケースが参考になるが、PC向けの部品は1970年代から1990年代までの間に1000倍にも膨れ上がった」とロボットをPCの誕生になぞらえている。

 

セイコーエプソンは関連株として注目できる。息の長い人気を引きつけるだろう。