足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

東京市場がNY株へ追随するか

2014-05-26 08:07:51 | 株式

 

NY市場は夏の始まり。月曜日はメモリアル・ディで休場だが、この日を境に「夏が来た」という実感がする。メモリアル・ディは戦没将兵追悼記念日。

 ウォール街は3指数が年初来で揃ってブラスになってきた。

 週末現在では年初来はナスダック+2.3%、S&P500NYダウがともに+0.2%。ことしは2009年を底にしての上昇5年目にはいり、ウォール街ではいつも相場の天井感が意識されてきた。中央銀行の量的緩和縮小がはじまり、投資家の脳裏には2008年のリーマンショックの傷跡がよぎる。それだけに相場の過熱化を気にする向きが多い。相場の温度を示すVIX(恐怖)指数は11.36とここ1年間の最低水準である。1年前には21.9という数字を記録したが市場参加者の多くが慎重姿勢を通してきた。こんな時は相場が弱気相場に転換することは考えられない。

 日本株に目を移すと1年前に比べて日経平均は-11.3%、マザーズ指数は-26.8%とNY株との間には大きな開きが出た。数値をみると年初来の下落で大きな打撃を受けたのは個人投資家であった。ここに日本株の不振の大きな原因がある。

 ごく最近、投機資金の復活がみらえる。今月中旬いらいの新興市場のミクシィ(2121)の人気化である。材料は20143月期の売上3.2倍、経常利益46倍という予想数字のである。

 

市場で売買代金の12位をソフトバンクと競うほどの人気化である。

 このような人気に波及がみられると東京市場がNY株の動きに同調するパターンにはいるだろう。個々の銘柄では魅力的な銘柄が多い。

 

ウォール街で機関投資家の間で人気No1のクライントップ(LPLフィナンシャル)は黒田総裁の量的緩和の規模を米連銀のQE(量的緩和)を基準にして数値を計算し、日本経済への影響度を計算し「夏には株価は爆発するかもしれない」とレポートで書いた。1週間前である。