フェイスブック(FB)の創始者マーク・ザッカ―バーグが30歳の誕生日を迎えた。
2012年に株式を公開、株価は割高感で下落したが、モバイル時代に乗りその後は上昇トレンドに反転し時価総額は1530億ドル(15兆円)とアップル(AAPL)5040億ドル(51兆円)、グーグル(GOOG),マイクロソフト(MSFT)3260億ドル(33兆円)、バークシア・ハザウィ(BRKA)3140億ドル(32兆円)のあとを追いかける存在になった。
いまやフェイスブックを利用する人口はグーグルをはるかに追い越し、成長の勢いは続く。
ここに取り上げた起業の創業者ステーィブ・ジョブ、ラリー・ページ、サージ・プリン、バフェットの年齢とは大きくかけ離れ、先行き無限の成長の可能性のある世界を開いていくことが期待される。手元に積み上げるキャシュフローが成長の資源として加わり、技術革新の世界を開いていく可能性が期待される。彼の出現をみていると2000年にはじまったIT革命が静かに進行しているのが感じ取れる。
フェイスブックの成功物語は米国企業のすごさを改めて認識させ、われわれの資産運用の在り方に大きな影響を与える。
NY株は5日間の連騰でダウ平均は史上最高値を更新した。静かな強気相場で、この日は強気派も弱気派も冷静に現在の株価を直視する雰囲気である。
ウォール街では景気予測のランキングNo1にのし上がったジェフェリー・クライントップ(LPLフィナンシャル)は「現在の緩やかなイールド・カーブ(長期金利と短期金利の差)は相場の先高を暗示している」とみている。史上最高値には合理性がみられるとしている。
東京市場はようやく好調な企業業績織り込み始めた。経営者の見通しは足元の景況に自信を持ち前向きの姿勢を続けることが、市場に伝わり始めた。