「日はまた昇るか?」
最近、外人投資家の間で日本株を議論するキーワードになってきた。
昨年はエマージング市場がグローバル投資の人気テーマであったが、今年はエジプトでの政変などで新興市場には一呼吸を置くというムードが高まっている。
それに引き換えフランス、ドイツ、日本が世界の市場でも年初来の値上がりベスト3になり、先進国への資金シフトがみられるようになってきた。
1980年代のスターであった東京市場への見直し人気が台頭してきた。
今週の米バロンズ誌では国際石油開発(1605)に注目記事を掲載している。フランス企業との共同開発である豪イクシス鉱区の開発に注目している。天然ガスの価格が昨年は低迷してきたが、先行き価格の上昇を予想する向きも出ていた。
年初来、エネルギー関連では出光興産(5019)を取り上げてきたが、国際石油開発も和製メジャーを目指した動きを強めてきている。日本では石油開発のノーハウの蓄積ではトップである。
任天堂(7974)の人気の回復が始まった。信用取引での売り残が増加し、昨日は、この種の銘柄の人気化要件の貸借比率の接近という条件が出現した。3DS発売日(2月26日)が接近し売り方が追いつめられてきた。値がさ株が急反騰する前兆である。
任天堂関連ではメガチップ(6875)に注目したい。3月期決算では業績の増額修正があるだろう。3DS向けのソフトLSIではほぼ独占供給に近い。