足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ドル安が今週は一服・・・流れは変わるか

2010-10-23 08:58:06 | 株式

現在の東京市場にとっての最大の関心事は円高である。

昨日来の韓国の慶州でのG20の会合は世界の各国の経常収支のアンバランスが主要テーマで解決策が主要議題に取り上げられている。

本日の日経新聞では「米国が2015年までに黒字、赤字をGDP比で4%以内に収める」という数値目標を提案したとある。

同紙は日本の野田財務相が「厳格な数値目標はいかがなものか」と疑問を呈したと報じているが、CNBC.COMでは「日本、フランス、韓国が賛同した」とある。

この数値目標がどのような形でまとまるかが、来週以降のドル相場の方向性を決定づけそうである。

昨日のNY市場でのドル相場は堅調であった。久しぶりに週間でもドル指数(DXY)がブラスになった。この流れが方向性として定着するかどうか、本日のG20の結果に注目したい。

ウォール街での決算発表は好調である。S&P500の採用銘柄の既発表分では85%の企業が予想を上回った。

東京市場でも来週から中間決算に発表が本格化する。これまでの新聞報道によると、米国と同じように相場にはプラスに働くだろう。