足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

注目のヘッジファンドが金に動く・・・ジョン・ポールソン

2009-11-19 07:53:50 | 株式

いまやヘッジファンドの世界ではかってのジョージ・ソロスの名声をしのぐ勢いにあるのがジョン・ポールソンである。ジョン・ポールソン&カンパニーという名のヘッジファンドを運用している。

彼が一躍、有名になったのは2007年にサブプライム問題が表面化したときに、その関連商品をショート(空売り)してファンドの成果を6倍にするという実績をあげたことだ。年間で4000億円の利益を稼いだ。

ことし初めには金融関連商品のショートから手を引き、今度はロング(買い)に回った。金融株ではゴールドマン・サックス、JPモルガン、シティ、バンク・オブ・アメリカと大手金融機関の大株主に踊り出た。

昨日のウォール街で話題になったのは金関連の商品に特化したヘッジファンドを2010年初めに立ち上げることだ。規模は明らかにしていないが、個人の資金を25000万ドル投じる。

彼は今年の初めからドルについては懐疑的で、国際通貨として信頼の置ける通貨は金であることを主張してきた。金の研究を続けてきたのだろう。その洞察力から金への投資を始めた。

すいにSPDRゴールド・トラストという金のETFには大量に投資している。

彼が金関連のヘッジファンドを立ち上げることをウォールストリート・ジャーナル紙が伝えた。昨日の金相場は1.80ドル高の$1141.20になった。

金鉱株にもすでに投資している。

今週の「トリトンスクエア通信」では、フェリクス・ズーロッフやマーク・ファバーの金投資の実践論を書い