足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

外へ飛び出す・・・ブルーオーシャン論が復活する?

2009-11-02 17:52:49 | 株式

先週のNY株の急落で世界の投資家の間では戸惑いが走っている。先週はNY株が週間で-2.7%。日経平均は-2.5%と大きく下げた。

強気筋でさえ「いずれは調整がある」とみていただけに、当然の相場のコースである。今回の相場の反騰にいち早く反応し、年初来、市場平均の2倍の成果をあげてきたビル・ミラー(レッグメイソンのバリュー・トラストの運用者)でさえ、5-15%の調整はあるとみていただけに、この程度の押し目は、出遅れた投資家の資金を市場に呼び戻すきっかけになると読む。

本日は日経平均も200円以上の下落となったが、円相場の上昇で輸出関連が出鼻をくじかれた感じだが、堅調なセクターもあった。

パッワービルダーという不動産関連の銘柄で、今回の中間決算では予想の10倍以上の増額修正をする銘柄も出てきた。株価はよく知っている。昨年以来、10倍になる銘柄が出てきているのもうなずける。

ビル・ミラーは先週の顧客宛レポートの最後に「こんなときは机の前であれこれ考えないで、外へ飛び出そう」と結んでいる。

私もそれに従うスケジュールを立てている。ちょうど中間決算のシーズンである。

先週は任天堂(7974)が説明会を開催した。ここしばらくは関心の圏外においていたが、岩田社長の話にはひきつけられた。

かつてブルーオーシャン論(関心のある向きはネット上の百貨辞典である

Wikipediaで検索)が流行ったが、次の候補はどこか?

任天堂の返り咲きかファーストリテイリング(9983)がのし上がるか?あるいはこの両者とも該当するのか。

外へ飛び出して考えはじめた。