足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

3月底いらい2日連続安のないNY株・・・ハイテク好調

2009-04-23 08:37:16 | 株式

昨日のNY市場ではダウ平均が下落したが、ナスダック指数は上がった。

39日に底入れして以来、ダウ平均は最近の高値まで+24%。週間では6週間の連騰をした。また2日間の連続安は過去7週間みられない。今週で8週間目にはいった。月曜日はマイナスであったが、火曜日は反発、そして昨日は小幅安。

これまでの上昇の原動力はショート・カバー(空売りの買戻し)だが、それは一巡したのだろう。大手銀行6行の決算が昨日で終わった。これからは金融機関以外の決算発表が続くが、1月の昨年第4四半期と異なりサプライズ決算が目立つようになってきた。

昨日はアップルが決算発表したがiPhoneの売上が前年比で2倍になった。

またEベイも予想を上回る決算だ。

フラシュメモリーの大手サンデスクも赤字幅が縮小し株価は+13%になった。

このように米国が誇るハイテクの決算には好調なのが目立つ。昨日のナスダック指数が小幅高になったのもうなずける。

「ショートカバーが一巡したあと、今年の第2回目の中間反騰がいずれ期待できるが、相場の方向性を変える悪材料が少なくなることは確か」とみる向きも散見できる。

今回の相場の底で、万年弱気で通るドゥ・カス(ヘッジファンド運用)は相場観を180度転換したが、「先行き56%の調整は見込まれるが、そこは長期のポートフォリオを組むチャンス」としてモデル・ポートフォリオを出している。

構成のビッグ3はエネルギー14%、ハイテク10%、金融8%である。