今週の関心事は引き続いてウォール街の動向である。
第2四半期の決算発表は銀行、証券に関しては先週でヤマを超えた。
今週の注目の金融機関の発表は、本日のバンク・オブ・アメリカと明日のカントリー・ワイドである。
それよりも景気指標の発表が多い。
景気先行指標、失業保険申請件数、中古住宅販売、耐久消費財受注、ミシガン大信頼感指数、新築住宅販売などであるが、特に関心があるのは住宅関連の指標である。
金融機関については、先週の住宅公社2社の危機の表面化で、懸念問題は出尽くした感じで、株式市場では銀行株が、一応、底入れした。
これからは決算発表の内容には、経営者が先行きをどうみているかに移る。
ほかにはドル相場の反転と石油相場の天井感が、進展するかどうか?
両者はお互いに密接に関連しており、ドル高がせき相場の安定をもたらせるという相互作用がある。