今週月曜日から米ロスアンゼルスで「E3」が開かれている。
ビデオゲームの見本市で、ハードメーカーは任天堂、ソニー、マイクロソフトが参加した。
任天堂が自社での見本市以外で参加する唯一の場である。
任天堂からは岩田社長、宮本専務のほか、米国現法の首脳2人が参加し、プレゼンテーションを行った。
今年はマイクロソフトがWiiに対抗して、Xboxにコンソールを付け、任天堂と同じようなゲーム機器を出すという観測もあったが、実現しなかった。
任天堂はWiiとDS用に新しい付属品を発表し、その利用の幅を広げた。
任天堂のDS人気は日本で火が点き、英国、ヨーロッパに人気が波及したが、いよいよ世界最大の市場である米国でブームが始まった。
日本の4倍以上の市場規模のある国だ。
DSの累計販売が1億台を優に超える自信を会社は示した。
この人気を見込んで米国の大手バブリシャーが一斉にDS用のソフト開発を始め、そのタイトルを「E3」で発表した。ことしのクリスマスシーズンがひとつのヤマ場になりそうだが、人気は2009年にまで続くという自信を持つたようだ。
特にアクティビジョンが世界的なベストセラーである「ギターヒロー」を6月にDS向けに出したが、1週間で30万本を売るという人気が出た。6月の販売ではDSがWiiを追い抜いたという観測である。
日本では17日に「ブーム・ブロックス」がWii向けに出る。スピルバーグとアクテイビジョンの共同製作である。
米国で人気の出た期待作の一つである。