足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米とも決算が本番に

2008-07-18 15:47:17 | 株式

ウォール街での決算発表が本番を迎えている。

特に今回の関心事は金融機関の決算内容であるが、これまでアナリストが業績の引き下げ競争を行っただけに、意外にサプライズの銘柄が多い。

先のワコービア(WB)は住宅抵当証券の引き受け業務に力を入れてきただけに、今回の住宅公社2社の影響を受けるのではないかと懸念されたが、大方の予想を覆して好決算であった。

それを追いかけるようにグーグル(GOOG)とIBMが決算を出したが、グーグルに対しての評価はネガティブであったが、IBMはビッグサプライズであった。

米国ではサブプライム問題で設備投資を控える企業が多いが、同社はその技術力を看板に海外での業績を伸ばした。

問題の金融機関の決算発表は来週がヤマ場になる。

大きなネガティブ・サプライズが出なければ、市場の目は第3四半期のほうに向く。

東京市場では月末から決算発表の本番を迎えるが、今回は意外とポジティブもネガティブも見られない。

特に注目したいのは金融機関と、新興市場の銘柄の決算である。

6月から7月初めにウォール街で吹き荒れた住宅金融問題の影響がどのような形で出てくるか?