足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場への投資のすすめ

2005-11-29 18:35:51 | 株式
新興市場でのIPO(新規公開)の季節に入る。この日もマザーズ、名証セにそれぞれ1社公開された。
昨日のIPOのディー・ディー・エス(3787・マ)は2日目の本日150万円とIPO価格60万円の2.5倍で初値がついた。
本日、公開のナノ・メディア(3783・マ)はIPO価格83万円に対して135万円、アプレシオ(2460・名セ)はIPO価格35万円に対して38万2000円で寄った。しかしこの2銘柄は売り気配で終わった。
これらの現象をみても、IPO銘柄の評価の難しさが分かる。
ディー・ディー・エスは指紋認証というビジネスモデルで専業としては初めての公開。「トリトンスクエア通信」ではPSR(株価÷1株当たり売り上げ)を使い、PSR15倍の180万円を株価の目標とした。
ナノ・メディアはPSR10倍で199万円とした。携帯電話へのコンテンツ配信に注目した。初値はまずまずの寄りで、あと売り物に押されたが、これから一段安があればネット関連株として魅力があるとみる。意外に安く寄ったという印象である。
明日もフアンコミュニケーションズ(2451・JQ)、アース製薬(4985・東2)、フリード(9423・JQ)と続く。
新興市場フアンにとっては手の抜けない日が続く。
この日はジャスダック、マザーズの売買代金が1000億円を超えて指数はプラス、ヘラクレスも高かった。
いままで新興市場に偏見をもってきた向きも、机上でもよい投資し、コツを身につけることをお勧めする。