足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

相場は「過熱}?

2005-11-08 17:50:17 | 株式
1980年代の資産バブル相場の時は「大商い10銘柄占有率」が話題になり、テクニカル分析のツールとしても利用された。
今日の数値は50%に迫った。出来高が44億株と大きく増加した。
これまでの常識や経験則からすると、「相場は過熱」という言葉で片付けられる。そうかもしれない。
今回の大型株の大商いを見ていると、ヘッジファンドの売買、証券会社のトレーダー、個人のオンライン取引が集中しての現象であると思う。参加者は「日本経済の復活」という認識をしての行動である。あるいは「復活する」という願望もある。そのような事実認識は受動的であるが、やがては、これらの参加者が「日本経済の復活に乗る」という行動をおこし、「復活」が現実のものになる。相場の世界の持つ作用である。
有名なジョージ・ソロスはこの現象を「相互作用性」と名づけ、自然科学の世界と区別化した。
現在の相場を「過熱」と一言で片付けてしまうのは簡単。
だが今回の東京市場で起こっている現象を分析するには短絡すぎる。

明日9日、新興市場にアウンコンサルティング(2459・マ)がIPO(新規公開)される。インターネットの新しいモデルである。
投資に参加してみたい。