足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

週末の二大関心事・・相場を読む上で

2005-04-30 22:19:24 | 株式
週末のウォール街での話題を2つ。いずれも、これからの投資戦略を立てうえでの、私にとっての大きな関心事である。
ひとつは20世紀が生んだ3大投資家の一人であるビル・ミラーが、珍しく原油相場についてのコメントをメディアに語った。「原油相場が55ドル以上になるというのは世界の経済にとっては大問題。ただサウジが増産を約束したし、精製能力を高めるために設備投資を増やすと約束した」と強調した。彼は過去14年間にわたたって毎年、S&P500を上回ってきたが、今年はいままで-9.2%と、S&P500の-4.5%を下回っている。その大きな理由はエネルギー関連株には大きく投資しなかったことだ。昨年からずーっと原油相場の上昇にはそっぽを向いてきた。間違ったとはいえ、その信念はたいしたものである。その見解が正しいかどうかは、これから夏場に入った場合のガソリン価格の動向が握っている。むしろインフレの沈静のほうに賭けている少数意見の持ち主出ある。
いまひとつは日曜日に、オマハでバークシア・ハザウェイの株主総会が開かれる。世界中から株主が集まる。土曜日は前夜祭で、ステーキのディナー・パーティーである。
バフェットが不透明な相場の環境下でどんな見解を出すか?
ビル・ミラーと並んで世界最高の投資家だけに、世界の投資家の関心が集中する。
模様は本欄ではお伝えするつもり。私の推奨株のひとつでもある。