足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

IPO(新規公開)市場の動きはどう解釈するか

2005-04-08 21:56:32 | 株式
新興市場でのIPO(新規公開)の人気は沸騰し、温度が100度を超えてきている。
今週を振り返る。
4日(月)のGMOペイメントゲートウェイ(3769・マ)はIPO価格80万円、初値は5.6倍の450万円。「トリトンスクエア通信」では
250万円までなら儲かると書いた。
5日(火)のシンワアートオークション(2437・HC)はIPO価格65万円、初値は4.6倍の301万円。目標値は160万円プラスアルファとしたが、投資をするという視点からすると、われわれの目標値は、はるかに及ばなかった。
極め付きは6日(水)のアライブコミュニティ(1400・HC)。IPO価格30万円、初値は6.6倍の200万円。われわれの目標値は108万円プラス・アルファーとしたが、はるか彼方で寄り付いた。
このようにIPO市場の過熱のため、これまでの株価分析の常識が通用しなくなった。シンワアートオークションは、本日も445万円カイ気配で終わった。
これらの現象をみて「異常な人気」で片付けてしまえば簡単。それならば観覧席で見ているしかない。新興市場ファンにとっては、ストレスの貯まる週であった。
こんな時、いつもポケッットから引っ張り」出すのは、ジョージ・ソロスとウォーレン・バフェットの投資哲学。
「万人が燃えている時は手を引き、先行きに不安を感じるている時は出動」ということばだ。
彼らはいまのIPO市場をみてどう思うか?40年間で1600倍以上に資産を増やした投資家たちである。
われわれには先行きに長い道があることを忘れないでほしい。
週末は来週の戦略をじっくり考えることにしよう。

コメント
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