足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

今週もIPO人気は続くだろう

2005-04-09 21:27:22 | 株式
今月に入ってからの株価指標をみてみよう。
日経平均+1.5%、ジャスダック+1.8%、マザーズ+7.3%、NYダウ-0.5%、ナスダック+1.0%。
マザーズ指数が抜群の上昇率を示している。再び個人投資家のホット・マネーが新興市場に向かってきた。昨年11月1日に底を入れ、今回の相場の上昇の牽引役を果たしてきたが、マザーズ指数は1月31日の2038.90でピークを打った。そして2月18日の1776.04ポイントまで-13%となったが、週末は1943.93ポイントまで戻した。目先は底入れした。
新興市場のIPO(新規公開)人気に乗ったといえる。
先週もGMOペイメント(3769・マ)、シンワアートオークション(2437・HC)、アライブコミュニティ(1400・HC)と、新規公開株が異常ともいえる人気を集めた。
「儲かる」という自信が投資家の間で根強く定着した。正しいかどうかの議論は2の次である。
今週も14日にインテリックス(8940・JQ)、アスカネット(2428・マ)がIPOされる。引き続き人気を集めるだろう。
私の理論株価は、残念ながら,最近は役立たない。これまでの経験則ではIPO人気は完全に天井圏である。
勇気のある向きは「上がるから買う」という循環についていくしかない。あくまで短期の売買に徹することである。