今日はクリスマスですね。11月から今日にかけて、日本中至る所がクリスマス・モードになっていることと思います。個人的には、聖書を1行も読んだことがない人たちが「Merry Christmas!」と騒いでいることに強い違和感を覚えるのですが、そのことについてクドクドと申し上げても詮無いことですので、やめておきます。「所詮、寂しい高齢独身者の“やっかみ”だろう?」と言われれば、返す言葉もありませんし(苦笑)。
さて、クリスマス・プレゼントと言えるのかどうか分かりませんが、昨日、2011年度予算の政府案が閣議決定され、機構・定員要求の査定結果の概要が明らかとなりました。定員に関しては、先ほどご案内いただいた総務省の公表資料によりますと、要求数127に対して査定結果は105。査定率は82.68%。過去3か年度の査定結果と比較すると低率となりましたが、査定数は2005年度要求以来の3桁台を確保するに至りました。
ところで、よく分からないのが、計画削減数が94だったはずなのに、純増数が1にとどまっていること。単純計算による差引き+11となっていないところに、機構・定員要求の世界の複雑さを覚え、「これは、よく勉強しないといかんな」と感じているところです。週明けには、当局サイドから概要の説明があると思いますので、よく確認したいと思います。
加えて、機構・定員要求に係る取組みは「今年度で終わり」というわけではありませんので、執行部の一員として、気持ちを新たに、来年も取り組んでいかなければいけないなとも思っています。要求理由の論理的な組立てはますます難しくなると思いますが、「要求」のない省庁には「査定」もありませんから。
話は戻ってクリスマスについて。聖書にはイエスの誕生日に関する記述はなく、また、クリスマス自体もイエスの“生誕”を祝うのではなく、“降誕”を祝う日なのだそうです(ちょっと、ややこしい話です。)。日付もロシア正教会などでは1月7日とされており、宗派によって異なるそうですが、季節はいずれも真冬です。しかし、聖書の記述によれば、イエスはもっと暖かい季節に誕生したと考えるのが妥当のようで、正反対といってもよい真冬に当たるこの時期が“降誕祭”に選ばれたのは、日照時間が徐々に長くなり始める冬至を季節の重要な節目と考える土着の信仰と結びついたのではないか、とも言われているようです。
最近、公務員のスト権や高齢者雇用に関する当局サイド等の考え方が明らかになっています。私たちの運動にとっても、今年のクリスマスは重要な節目になるのかもしれません。徐々に日照時間が長くなり、のどかな“春”が迎えられるとよいのですが。
【ふく福】
新規増員105となった一方、計画削減数は94でしたので、単純計算すればご指摘のとおり11名の増員となるはずですが、それが1名の増員ということですので、何らかの要因があることは明らかです。
中央では27日に地方課長から説明を受ける予定ですので、その点は確認したいと思いますが、定員だけでなく、機構面や予算面も含めて(北九州は長崎の件もありますし・・・)、各地本・支部段階でも不明な部分は十分な説明を求めていただきたいと思います。
メリー・クリスマス!