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熊本県ローカルのトランプゲーム、きりふ

2018-01-27 15:10:59 | 主張

今週は寒波が直撃して寒かったですね。私の住む県でも午後ちらっと雪が降った日もありました。
一方当局の執務室は西日で大変暑く、暖房を切っても頭がボーっとしてミスもしてしまいがちな今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、土曜日の昼下がり、皆さんは今どこで何をしておられますか?? 街でショッピングをするもよし、公園で子供と遊ぶもよし、はたまた温泉旅館まで遠出してもよし。
でも最近の寒さ、ついつい部屋でゴロゴロしたくなりますよね。そんな家族で部屋でまったりの休日にもってこいなのが、トランプです。特に、子供がいるご家庭なんかはうってつけ。
今日は、トランプの遊びの中でも、あまり全国的には知られていない、熊本県ローカルの遊び方、「切りふ」(切麩ではない)をご紹介いたしましょう。

 

やたらと長いので、「いざやってみよう!」と思ったときにじっくり見てみて下さいね!(職場的なものいいでいうと、「辞書的な使い方」をば……)

 

「切りふ」
■推奨人数
3~5人
■1プレイの時間
10分以内
■ゲーム性
手札にある5枚の兵隊たちをうまく使こなし、相手プレーヤーから送り込まれる刺客を切り捨て、逆にに選りすぐりの刺客を差し向けろ!
■最終目標
全員に手札5枚を配り、残りは山札。プレーヤーの手札は常に5枚を下回らないように、手札が減ったら山札から補充する。山札がなくなると手札が補充できなくなるが、そのときに自分の手札をいち早くなくしたプレーヤーが勝ち。最後の一人になるまで続けて順位を決める。

■手札の減らし方(ルール)
まず、誰か世話好きの人がカードをよく繰って(ジョーカーは使用しないので抜いておく)、一人5枚になるよう裏向きで配ります。これは手札で、自分だけが見えるようにしてください。
じゃんけん等で一番目のプレーヤー(Aさんとします)を決めます。その人から時計回りの順番のターン性です。
一番目のプレーヤーAのターンでは、自分の手札の中からカードを1枚選び、次のプレーヤーBにそのカードを表向き(全員に見えるよう)にして渡します。
次のプレーヤーBのターンです。Bは、このカードを「切る(キルする)」か「おもらい(篭絡して仲間にする)」かを選択します。
※切る
⇒自分の手札のなかから、渡されたカードより強いカード(強弱については後述)を選び、そのカードを使って渡されたカードを切ります(キルします)。そのとき、切るのに使った自分のカードと、渡されたカードはゲームから除外されます。これらのカードは表向きにして山札の隣に積んでおきます。
※おもらい
⇒渡されたカードをどうしても切ることができないとき、あるいは切ることは出来るが戦略的に切りたくないときは、「おもらい」と宣言し、渡されたカードを自分の手札に加えます。

プレーヤーBがカードを切った場合は、手札のなかから(切るのにカードを使用したので手札は通常4枚以下になっています)プレーヤーCに渡すカードを選び、全員に見えるよう表向きでCに渡します。Bの手札がこのとき5枚以下であれば、5枚になるよう山札から手札を補充します。これでBのターンは終わり、以下Cのターンになり後は繰り返しです。

一方、プレーヤーBが「おもらい」をしたときは、BはCにカードを渡すことはできず、Bのターンは終了です。よって「おもらい」をすると手札がどんどん増えることになります(手札が5枚以上だと山札から新たなカードを引くこともできません。もらってなお5枚以下であれば山札から補充します)。このとき次のプレーヤーCのターンでは、Bからカードを渡されること無く、次のプレーヤーDに渡したいカードを渡すことだけを行います。
このようにカードを「切る」ことによってゲームからカードを除外して行くことで山札が減り、最後には山札がなくなります。そうすると手札に補充できませんから、カードを切ると手札がどんどん減ります。そして、最初に全ての手札を手放した人がそのゲームでの勝者となります。

■カードの強さ
○数字
2<3<4<5<6<7<8<9<10<J<Q<K<A
○マーク(スート)
マークについては強弱はありません。2枚の強さを比べる時、マークが違えばそれだけでその2枚は対等になります。よって、スペード8はスペード7以下を切ることができますが、他のマークの7以下を切ることはできません。逆に、スペード8を次のプレーヤーに渡したとき、そのプレーヤーがいかに強い数字のカードを持っていようとスペードのカードが無ければ切られることはありません。
○例外
スペードのAはオールマイティで、全てのカードを切ることができ、逆に切られることはありません。
また、ゲームには1回毎に「○○(マーク)の世界」を決めます。世界に指定されたマークは、他の全てのマークより強くなります。例えば「ハートの世界」となれば、ハートのカードが、スペード(A除く)、三つ葉、ダイヤの全てのカードより強いことになります(ハートであれば2や3でも、スペードのKより強い)。ハート同士であれば、数字の大きさで強弱を判別します。
なお、どのマークの世界になるかは、ゲームを開始する前のタイミングで任意の方法で決めておきます。

■おそろい(より高度な攻撃を繰り出せ!)
この「おそろい」を駆使することでゲームの戦略の幅がかなり広がります。
次のプレーヤーにカードを渡す際、数字が同じカードが2枚あれば、その2枚を同時に渡すことができます。さらに任意で、好きなカードをそのペアに1枚オマケとして付け、計3枚渡すこともできます(4,4,9等)。また、数字が複数組あれば3枚×組数出すことができますが、渡す相手の手札より多い枚数出すことはできません。
「おそろい」が回ってきたプレーヤーは、通常通り「切る」か「おもらい」を選択します。全て切っても、切れるものだけ切り他はおもらいでも、全ておもらいでも構いませんが、1枚でもおもらいをしてしまうと、次のプレーヤーにカードを渡すことが出来なくなります。

・・・・・・

・・・

 

ということで異様に長くなりましたが、この遊び、簡単に遊べてプレイ時間も短いので結構ハマりますよ! トランプをする機会があれば、切りふも是非やってみてもらえるとうれしいです!(プレイ人口が増えるといいなあ)

【共済組合某局支部・KN】


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2024-07-01 15:29:23
キリフ^_^
東京産まれ、育ちの、私は
、母と熊本の祖母の家に行くと必ず、従姉妹たちとキリフ(私達らミダハと言ってます)をしました、
母も97歳ですが.毎年正月恒例のトランプ大会を
しています、
ブログを今頃拝見^_^
熊本県民しか知らないゲームだったのですね、
しかし楽しいゲームなので、孫にも教えてます
母も初めて知ったそうです、
キリフは楽しいゲームです〜^_^
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