２１年ぶりの定期大会出席

まずは、第５８回定期大会において、中央執行委員にご信任いただいたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。
今後、組合員の皆様の不安を少しでも和らげる手助けができるよう、力を尽くしたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
私にとっては、１９８９年以来、２１年ぶりの定期大会出席だったわけですが、全国から参加された代議員及びオブザーバーの方々の真剣な討議を拝聴しながら、感銘を受けつつも、自分たちが、現在、置かれている厳しい状況を再認識する機会となりました。これから、気持ちを引き締めて取り組んでいかなければならないと思っております。

他方、今大会においては、懐かしい顔ぶれとの再会があり、予想外の収穫となりました。他局の同期、かつての同僚等と昔話に花が咲いたり、近況を報告しあったりと貴重な時間を過ごすことができたのです。数年ぶりの会話ではありましたが、めったに会えない他局の仲間との絆があらためて深まったような感慨を抱きました。仲間というのはありがたいものです。

さて、国会は「延長なしで閉会」との報道もあり、永田町は近日中に参議院議員選挙一色になりそうですが、昨秋の政権交代時の高揚感と、現在の混沌とした状況をみると、わずか１０カ月足らずのことではありますが、まさに隔世の感という印象を受けるのは私だけではないのではないでしょうか。
その要因は、つまるところ、現実を直視せず、多様な意見を聞かず、きちんとした根回しも行わずに方針を決定し、かつ、それに固執してしまったことにあるように思います。結果的に大きな壁にぶつかり、政権の軸足がブレてしまったことから、民心が離れ求心力も失ってしまったのではないでしょうか。

私たちの運動もブレないように展開していくことが肝要だと思いますが、そのためにも仲間との絆が大切だと思います。コミュニケーションの重要性をあらためて感じる今日この頃であります。
（ふく福）