ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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災害から得た教訓は生かされたのか…

2011-09-22 23:24:45 | 日記

 日本各地に大きな災害を残して台風15号は通り過ぎていきました。今回の台風の豪雨に伴う災害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。特に東北の被災地においては、仮設住宅で浸水被害に見舞われた方もお見えだったようで本当に大変な思いをされておられることと思います。私たち本部専従者も苦労してやっと帰宅するという状態でした。

 現在、私の両親が住んでいる名古屋市も2000年9月の東海豪雨さながらの豪雨のようで、テレビで名古屋の様子を見て、当時の豪雨を思い出しました。東海豪雨の時、私は名古屋市内に住んでいましたが、午後から強く降り出した雨は一向に衰えず、公共交通機関が動いているうちにと思い、帰路につきましたが、すでに道路は川のような状態。歩道でもくるぶしが隠れるくらい水があふれていました。市内を流れる一級河川「庄内川」の堤防は決壊し、この周辺をはじめ、市内の各地で水が引くまでに数日を要した地域がありました。名古屋では今回の豪雨で住宅等への浸水自体は防げなかったものの、早期に避難勧告を出し住民を避難場所に誘導するなど、東海豪雨の際の災害から得た教訓は生かされたのではないかと思ってテレビを見ていました。

 東海豪雨の際の記録的な豪雨は多くの災害を引き起こし、主計課災害査定経験者を中心に災害査定立会業務にあたり、当時主計課にいた私も主担ではなかったなかったんですが、応援ということで、短期間の研修ののち、11月の3週間と、12月の1週間、合計4週間災害査定立会業務に従事しました。今年は3月の東日本大震災関係の災害査定業務で東北以外の他財務局から多くの応援者が東北管内の災害査定立会に就かれていることと思いますが、台風12号と今回の台風15号の豪雨により東北をはじめ、北海道、関東、東海、近畿、中国、四国の広範囲で大規模な災害が発生していますので、各管内の災害査定業務も急増することともいます。応援体制等、人の手当が非常に心配されます。組合としても当局に十分な対応を求めるとともに、それ以外に何かできることはないのか考えていかなければならない思います

 台風一過の東京の朝の空は秋晴が広がり、気温もぐんぐん上昇し、真夏のような暑さになったかと思えば夜には雨が降り、一気に肌寒いくらいまで気温が低下するなど体調管理に気を付けなければならないような状況ですが、昨日の台風で気になったのは、やはり災害に対する首都圏の準備不足ともろさです。3月の震災時と同様に帰宅難民が発生し、新橋のタクシー乗り場には500人を超える人が殺到したとか…。「我先に…」という思いも理解できないわけではありませんが、震災から半年が経過したにも関わらず、そのときに体験して得た貴重な教訓は、結局あまり生かされていないというのが現実のようでした。つぎに起こる災害に備えて準備を怠ってはいけないのでという思いを強くしました。

(東海の釣好き)


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