ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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夏の風物詩

2022-07-13 12:01:40 | 主張
 梅雨は最速で明け、夏本番となった。
 暑い夏がやってきた一方で、節電が求められ、クーラーの設定温度をあげたり、
扇風機やサーキュレーターを活用するなど様々な形で協力をしている方も多いだろう。  

 ところで、夏の暑さは今に始まったものではなく、クーラー存在しなかった時代には、
日本では様々な知恵を使って夏の暑さを凌いだ。
 例えば、風鈴や打ち水、金魚、うちわ(扇子)などがそうだ。
  
 その中でも、いまだ現代でも行われているのが「怪談」によって涼をとるやり方である。
 
 今ではテレビで怖い話や恐怖映画が放映されることも減ってしまったが、
 40歳以上の方は、夏のお昼に放映されていた新倉イワオ氏による「あなたの知らない世界」
で恐怖を感じ、寒気を覚えたという方もいらっしゃるだろう。
 私はというと、「あなたの知らない世界」に加え、心霊写真特集番組や夏にあった
「まんが日本昔ばなし」の怪談話にゾクゾクして涼しさを得ていた。

 さて、ここまできてふと疑問に思ったことがある。
 果たして本当に人は怪談によって涼をえているのだろうか。涼を得ていると感じているのは、
気のせいで実際には体温が下がったりとかしていないのではないかと思った。

 ネットで調べてみると、某サイトに、ある大学の先生による医学的見地からのコメントを見つけた。
 
 怖い話を聞いて、体温が下がっているように感じることはある。恐怖を感じることによってヒトは
緊張が高まり、自律神経のうちの交感神経が興奮する。
 これにより、
 「①汗腺からたくさんの汗が分泌する」
 「②皮膚表面にある血管が収縮し、血液が流れにくくなるため血液量が減少する」
 「③立毛筋が収縮し、毛穴を閉じる(鳥肌が立つ)」
といった現象が起こり、①と②によって体表面温度を徐々に低下させる。
それを、皮膚にある「冷点」と呼ばれる冷たさを感じる温度センサーが感知して脳に知らせることで、
涼しさや寒さを感じる
 
 とのことであった。
 これが事実かはもっと調べる必要はあるが、古来から行われている怪談による涼のとりかたは
決して気のせいや単なる都市伝説ではなさそうだ。

 皆さんも是非、節電のため怪談を取り入れてみてはどうだろうか。
 ちなみに私からはネットにある「洒落にならない怖い話(通称:洒落怖)」シリーズをお勧めしたい。
 ミク@♂