ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

人生初のメーデー

2017-05-02 23:38:43 | 主張

昨日のブログで、にゃんきゅうA子さんも書かれていましたが、全国各地で、各業態の労働組合を中心とした「メーデー」が開催されました。5月1日(月)には、大阪城公園でも「第88回大阪地方メーデー」が開催され、長時間労働の撲滅、ディーセント・ワークの実現を目標に掲げて、私の所属する近畿地本からの参加者も含めて3万7千人の労働者が結集しました。懸念されていた天候も何とか持ち堪え、私たち労働者の想いが天に伝わったのだと思う次第です。

また、式中では、来賓の方々並びに各業態の労働組合の代表者から、力強いメッセージを頂戴し、私たち公務員も、現状の底上げ、更なる労働環境の改善を目指して奮闘していかねばならないと、身の引き締まる思いでした。

さて、「メーデー」は1886年のアメリカで、12時間から8時間への労働時間の改善要求ストライキを行ったことが起源だと言われています。当時のメッセージは、「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」というものであったそうです。

現在、我が国をはじめとした各国では、1日の労働時間が8時間であることは、当然の環境として受け入れられているところですが、労働環境の歴史を鑑みると、100年少し前の時代からは、驚くべき進歩であることが分かります。

このように、今は考えつかないような環境でも、私たち労働者が力を合わせて要求していけば、いつか現実のものとすることができるのではないでしょうか。そして、私たちの先輩方が勝ち取ってこられた今の環境を、更に良いものにして、後世に残していくことが、労働組合員各々に与えられた使命ではないかと考えます。

私は、今の職場でのキャリアはもちろん、労働組合員としてのキャリアも浅い若輩者ではありますが、今回の「メーデー」への参加を通して、以上のような考えを持つに至りました。

これからも、職場要求実現に向けて「団結ガンバロウ」の精神で励んで参りたいと思います。

人生初の「メーデー」に参加させていただいた上に、人生初のブログ寄稿と、初物に囲まれ、光栄と緊張の限りです。

近畿・H.S