ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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心の復興まで

2017-01-10 23:09:09 | 主張

先日、息子の習い事の関係で、熊本地震発災から9か月目にして、初めて益城町中心部を訪れました。

主要道路沿いは、被災した建物の解体撤去がかなり進んでいましたが、建物が撤去された後の空き地の先には、傾いたアパートや押しつぶされた建物がいまだ手つかずのままで、その数の多さに、今回の地震の大きさをあらためて感じた次第です。

さて、昨年12月26日、熊本市内のライブハウスで行われた佐藤竹善さん(Sing Like Talking)のライブに家族3人で行ってきました。

「故郷想 ~心の復興まで~」 と題されたこの日のライブ。
東日本大震災から2年が経ち、今なら何ができるだろう、今だから何ができるだろう、という想い。そして「忘れない」ということのために、月に一度だけ各都道府県を歌い歩きながら記憶に灯を点していこうという趣旨で2013年10月に始まったそうですが、昨年4月に熊本地震があったことから、東日本大震災・熊本地震復興支援という形となり、収益の一部が東日本大震災、熊本地震の義援金に充てられることになっているそうです。

小さなライブハウスでの佐藤竹善さん一人でのギターとキーボードの弾き語りライブ。
グループ、ソロの曲だけでなく、邦楽、洋楽のカバー曲なども織り交ぜて(熊本ということもあり)たっぷり3時間。この日のことは、妻と息子、そして私自身の記憶にずっと「忘れずに」残ることと思います。
ちなみに今回の熊本での公演がちょうど半分の24か所目。次回は1月15日に高崎(群馬県)で、その次は2月25日に名古屋での公演が予定されているようですので、皆さんにご案内いたします。
(高崎)http://singliketalking.jp/event/63575
(名古屋)http://singliketalking.jp/event/64305

なお、息子の冬休みの宿題の絵日記には、このライブのことが記されたことは言うまでもありません。ちなみに息子は「Spirits of Love」(Sing Like Talking)をとても気に入ったようで、この日から毎日、登校途中やお風呂でも口ずさんでいます。

熊本地震からの復興はまだまだこれからで、熊本市のシンボル・熊本城の修復にも20年かかるとされています。
9歳の息子には、車の窓越しに見た益城町の景色、家族で行った佐藤竹善さんのライブ、そして彼が実際に身体で感じた4月の地震の経験と記憶を未来につないでほしいと思います。

【ながのっち】