湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

苦行回避のつもりで箱根旧道&大観山へ

2006年09月07日 | 自転車生活
えっと本日はまた休みだったので、久し振りにLEMONDでヤビツにでも行くかととりあえず朝8時過ぎに部屋を出た。

走りはじめた頃はどんよりとした曇り空。今日は1日曇天ということなので日焼け止めを塗るのも忘れてきてしまいました。でも走りはじめて少ししたらだんだんと青空が見えてきました。でもって、久し振りのLEMONDの乗り心地がなんだかとっても楽しくて、このままどんどんまっすぐ進んでいきたくなってしまいました。僕にとってのヤビツは苦行的要素が強いので青空の下苦痛に喘ぐ必要もないよなぁ~とも少し思いました。



で、結局花水川をまっすぐそのまま進んでいってしまいました。



そして箱根の旧道を上ることにしました。ここまで来たら空はまた暑い雲に覆われてしまいましたが、でもまぁいいんです。最近僕は紫外線アレルギーの気があるので、日焼け止めを忘れてきた今日に限って言えば曇りのほうが安心だったりもするのです。ただ、ヤビツをやめて箱根の旧道を上るんじゃ苦行回避にはなりませんね。ただ僕はいままで箱根の旧道を攻めて上ったことがないので、その厳しさをちょっと安易に考えていたんですよ。愚かなことに。世界一厳しい峠・ヤビツ(タイム目的で走るヤビツはいつもきついので密かにそう思っている)よりかはきつくないだろう、などと。ホントに愚かだ。

予定外の箱根旧道なので、事前にhttp://tohantt.info/で皆さんのタイムを参照したりはできなかったのだけれども、とりあえず起点終点はわかっているので三枚橋からはタイムを測って上ってみることにした。唯一の目標というか目安はGWに箱根旧道を上ったときの三枚橋~お玉が池間の50分のタイム(これはなんとなく覚えていた)。あのときよりかはやはり速く走りたいと思った。

で、三枚橋から走りはじめたわけだが、これがなかなか快調に上っていける。いきなりはじまる勾配のきつい坂も結構楽に上れたので、これは!とちょっと期待したりした。とくに前半は厳しい坂のあとに必ず平坦基調のところがあって、そこで足を休められたのでとっても快調に上っていけたと思う。

しかし畑宿の手前あたりからそんな快調さに陰りが見えはじめてきた。息もやたら切れるし、足もどんどん重くなってきた。で、畑宿を越えたあたりの七曲に入る前の急坂で「これは多分無理だ・・・」と遂に弱音を吐いた。今更ながらに「やっぱ箱根旧道はきつい!」と思い知った。そして渋峠のように心拍数があがり過ぎないようにたんたんと上るのと、ヤビツや今回のように心拍数をあげて頑張って上るきつさは全然別物なのだと実感せざる得なかった。

カーブを数える余裕もなく七曲をぎこちないペダリングで上った。そして少し勾配の緩くなったその後ももうあまり残っていない足で、とりあえず諦めない気持ちだけでなんとか上った。そのようにして茶屋を越え、お玉が池を越え、ヒィヒィ言いながら国道1号と合流する交差点でフィニッシュ!

タイムは44分34秒だった。あれっ?ものすごくきつく感じたわりには結構良さげなタイム。とりあえずGWのときよりかは5分以上速かった。なんだかとっても不思議な感じがしたけれど、とりあえず良かった。

で、そのまま芦ノ湖まで下ってみれば、



なんだかまた良い天気で、



湖畔には平和な雰囲気が漂っていた。



気持ちいいなぁ~。旧道きつかったし、午前中では帰れなくなっちゃったけど(今日は午前中だけ走る予定だった)、ヤビツやめてこっち来て正解だったよ。

芦ノ湖からはせっかくなので大観山へ。しかし上るにつれてどんどんまたガスが流れてきて、



到着したときは結局箱根の山も芦ノ湖も、上りながらちょこっとだけ見えていた富士山も全て姿を消してしまいました。残念。ただ涼しい空気がとても気持ち良かったけど。



大観山からは湯河原へ楽しいダウンヒル。このコースを走るなら僕は断然旧道を上って椿ラインを下るほうが楽しいと思う。旧道の下りは勾配もカーブもきつ過ぎてちょっと怖いと思うけれど、椿ラインは勾配もカーブもほどほどですごく快適に下れるから。でもまぁこれは人それぞれですね。



椿ラインを下るのは今日で4回目だけれども、毎回楽しく下らせて頂いています。ホントすごく好きな下りです。



で、下を見下ろすと伊豆とは思えないスケールの大きい景観が広がっているんですよね。天気の良い日は海へ向かって下る感じでそれもまた素晴らしいです。

湯河原まで下り切って、マクドナルドで昼食を食べました。ホントは江ノ島までアミノバイタル・ゼリー2個で持たせるつもりだったのですが無理でした。で湯河原からは真鶴の旧道経由で江ノ島までちょっといつもより頑張って走ってみました。



そして自販機とコンビニで途中2度水分補給をして、江ノ島に帰ってきたのが14時少し前。メーター上で125.33kmを4時間56分で走ってました。ヤビツより距離も時間もかかっちゃったけど、久し振りにLEMONDの乗り心地を楽しめて良かった。

ただ・・・、ブリヂストン号についている3Tのモルフェに比べるとLEMONDに付いている日東のハンドルは握りにくい!モルフェのサイズを変更してすごく乗りやすくなった分、日東のハンドルの握りにくさが際立って感じられた。まぁこれはハンドルのせいだけでなくポジションのせいもあるのかもしれないけれど、とにかくハンドルとサドルの重要さをまた今日も感じた。少し前は10速化したいとか、軽いホイールが欲しいとか思っていたりしたけれど、それよりか自分に合うハンドルとサドル(それからポジションも)探しのほうがいまは大事だなぁ。ちなみにホイールについてはともかく、10速化についてはまったく興味なくなってます。

しかし、昨日「六畳一間的な生活を~」なんて書いたばかりなのに、結構しっかり走ってしまったな(笑)。でも9月の中旬から下旬にかけてはほとんど走れなくなるので、走れるうちに走っておかないと!