湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

夢の途中、夢の終わり

2006年09月24日 | 日常生活
夜中、夢のなかで僕は小便をした。どうやら膀胱は満タンに膨れ上がっていたようで、いくら排尿してもなかなか小便は終わらなかった。そして時間をかけて最後まで出し切ってすっきりしたところで目が覚めた。

目覚めたときは妙に気持ち良かった。我慢の時間のあとに膀胱内にたまった小便を出し切った恍惚感と爽快感のようなものがあった。けれども次の瞬間に「あちゃー」と慌てた。幼少の頃のことを思い出したのだ。たいていこういう夢を見たときは・・・。恐る恐るパジャマのズボンを触ってみると・・・、これがしっかりと生暖かく濡れている。泣きそうになった。

僕はベッドから出てトイレに向かった。しかし不思議なことにトイレが見つからない。そういえば着替えも必要だと思って、着替えを探すがそれも見つからない。ほとほと困り果てて、よぉ~く自分がいる場所を見てみると不思議なことにそこは自分の部屋ではなく、まったく見覚えのない場所なのだ。そこでもう一度目が覚めた。そしてそこが本当のゴールだった。夢の終わりだった。

本当の目覚めの瞬間、「夢で良かった」とすごくホッとした。そしてそのすぐあとに本当に膀胱がかなり窮屈になっていることに気づいた。風邪気味だったのでたくさん水分を摂ったからだろうと思った。ベッドから出てトイレに向かい、溜まったものを時間をかけて排出した。現実のなかでの夜中のその小便は安堵感に包まれた幸福なものであった。