湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

無意味だった、のかな?

2006年09月01日 | 自転車生活

本日朝、輪行前

直江津まで走ってまいりました。出発前に「圧倒的に無意味なこと」と書いたのは実はこのことだったのです。

出発前はちょっぴり緊張していました。ホントに直江津まで走れるのかな、と。で、そもそもなんでこんなきついことをしようと思うんだろう、なんでこんな無意味なことをしたいと思うんだろう、なんてことを少し考えちゃいました。そう、客観的に考えたら、そんなわざわざきつい思いをして自転車でたくさんの距離を走ったりするのって馬鹿馬鹿しいし、無意味なことなんだろうな、なんて思ったりしたわけです。

でもそうは言っても、無性にそういうことをしたいときもあるわけで・・・。

ブルベなどのロングライドって一昔前の壮大な長編小説に似ているのではないかと思う。以前読んだある本に、ドストエフスキーの罪と罰はその9割9分が退屈だけれども、その退屈さがなければ残り1分の圧倒的な感動はないであろう、というようなことが書いてあった。罪と罰の9割9分が退屈というのはどうかと思うけれど、長大なる時間に耐えたあとではじめて得られる何かというのは確かにあると思う。そのことを走り終えた今、漠然と感じたりしている。

江ノ島~直江津の記録はできたら今夜中にエントリーしたいと思っていますが、もし無理だったらすみませんです。昨晩の温泉&睡眠@健康ランドと本日の鈍行列車のなかでしっかり体を休めたのでそんなにひどい疲れは残っていないのですが、それももしかしたら単なる勘違いで実際はすごぉ~くダメージが残っているかもわからないで。

そうそう一応断っておきますが、ブルベなどのロングライドを僕が本気で無意味だと思っていると誤解しないで下さいね。もしそうだったら、直江津まで走ってみようなんて思ったりしませんので。


日本海を眺めながら朝飯を食べました。
自転車で走ってきたと言ったら、弁当屋のおばさんがふたが閉じれないくらいご飯を大盛りにしてくれました。