湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

通り過ぎればいいものを・・・、撃沈

2006年09月21日 | 自転車生活

交差点を直進できてさえいればこんな目に遭わずにすんだのに・・・

15時少し前に部屋を出て134号を三浦方面へ走る。今日はいつもよりしっかり負荷をかけて観音崎まで走るつもり。

渚橋交差点をアベレージ30kmで通過。そこから長柄トンネルをくぐり、アップダウンのきつい県道・横須賀葉山線を走る。普段より高速で走っているのでちょっとしたアップがすごくきつい。上りになると心拍数が急激にあがり(体感)、速度は急激に落ちる。結果的に小さな上りがいつもよりきつく、上る速度も普段より遅くなる。そんな走りは非効率的だとわかってはいるのだけれども、今日は無闇に頑張ってみたい気持ちなのだ。

池上十字路からは衣笠駅前を通り、馬堀海岸を抜けて観音崎に。観音崎手前のアップがやはり当たり前のようにきつい。そして観音崎のボードウォークの入口でフィニッシュ。江ノ島からの距離32.67km、平均29.2kmだった。平均30kmの壁はやはり相当厳しい。



ボードウォークはいつものようにゆっくり走る。そしてほとんど休まずに往路を戻る。

馬堀海岸に抜ける10%のアップを上り、追い風基調に助けられて馬堀海岸前の直線路を40km弱で走る。ただ結構信号に引っかかっちゃうんですよね。追い風基調なので走り出しが軽いのが救いなのだけれども、こういう走りのときはそういうのがちょっと悔しい。

そしてまた池上十字路を越えて、問題の場所へ。今日のテーマは「小さなアップダウンを含むコースを高速走行」だったので明らかにこんなところに寄っていく必要はなかったのだけれども・・・、くぅ~、やっぱ駄目だった。masaさんがせっかくコース紹介をしてくればかりだし、自分としてもフロントダブルのLEMONDでどんな走りができるのかという好奇心もあったので。



ここまでの走行距離47.97km。平均28.3km。ラブホテルを前に5分くらいストレッチをしながら息を整えていざ出走。

で、起点から走りはじめて8分47秒後、僕は冒頭の写真のように倒れこんだ。もちろん冒頭の写真はやらせだけれども、実際自転車とともに倒れこんでしばらくあのままの状態で横たえていた。おおげさ?すみません。とにかくほんとにきつかったもので。

しかし、そんなきつさを味わったうえにタイムは冴えなかったので内心かなり打ちひしがれた。またチャレンジしたいけれど、チャレンジしたくない。ほんと、ここは困った嫌なのぼりだぁ!(八つ当たりですので気にしないで下さい)

きつい勾配を表現するための写真をとろうとすれば、



ガードレールに自転車を引っ掛けないとずり下がってしまう。おかげでシートステーに少し傷がついてしまった。でもって、ここが最大勾配の場所というわけじゃないんだから泣かせる。



多分中央上の写真のイン側の上りが最大勾配の場所だと思う。前回ブリジストンで上ったときはイン側を走ったけれど、今回は中央の黄色い線ギリギリまでふくらまないと上れなかった。で、そのカーブを越えると右下の直線路がゴールまで続く。なんかことばできつさを語ろうとするのが馬鹿らしくなってくるほどの威圧感のある上りですね。

しかしですね、勾配のきつさ、上る距離でいったら悔しいけれどmasaさんのところのコメントで話が出ていた関西の暗峠のほうが上ではないかと思う。以前関西に住んでいた頃、先輩と一緒に車で偵察にいったことがあるのだけれども、ちょっとあれは信じがたい上りだった(もっとも車で走った感覚というのは往々にしてあまり当てにならないものですが)。その頃はほとんど自転車に乗っていなかったのだけれど、是非とも一度挑戦しておくべきだった。話の種に。

ちなみにその暗峠ですけど、1985年頃のサイスポの企画で、当時の日本のトップ・ロード選手だった高橋松吉選手が焼き肉食べ放題をかけてアウター・トップ(確か53×13だったと思う)で上りきっています。人間とは思えませんね(というか、これ本当にすごいと思いますよ。ヒルクライム全盛のいまこそこういうロード選手の強さを知らしめる企画をやって欲しい)。もっとも高橋選手はその後しばらく体調をおかしくしたそうですが。今回暗峠より劣る葉山国際カントリーをインナー・ローで上ったにもかかわらず体をおかしくしそうな僕はあらためて高橋選手に畏怖の念を感じた。

葉山国際カントリーの坂を下り切り、そこからは少し悔しい気持ちを抱きながらまたペダルをまわした。そしてとりあえず鎌倉まで戻ってきた。



鎌倉では実家に少し寄って、夜の海岸線を走って帰宅。



結局部屋にたどり着いたときの平均速度は27.1km、走行距離は72.94kmだった。

「小さなアップダウンを含むコースを高速走行」も葉山国際CCも再チャレンジが必要かなぁ。両方とも手強いからかなり気が重いのだけど・・・。